代表の想い

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故郷の宮崎から上京したのが18歳。大学を卒業後、システム会社、コンサル会社での就業を経て、27歳のときに設立をしたのが今の会社「(株)ROI」です。

経験とはじまりのきっかけ

〈誇れるもの、自慢できるものはありますか?〉
大学在学中の私には、それに答えられるものが何ひとつありませんでした。

勉強・スポーツ・部活・サークル、そのどれにも熱中することなく、ただ中途半端な時間を過ごしていました。 そんな生活を送りながら迎えた20歳。ひょんなことから、先輩や仲間たちと飲食店の経営、大学生による営業会社を運営することになりました。 お客様からの“ありがとう”の言葉、発注会社の方からの“すごいねぇ”の言葉、そんな言葉が唯々嬉しく、寝食を忘れて仕事に没頭しました。 また、自分のアイデアや努力で、仲間たちがどんどん成長していく姿というのも、私に特別な力を与えてくれました。

そんな「楽しい」が溢れたビジネスマンの第一歩は、難しさを痛感させられる形で終わりを迎えました。 残った大きな赤字、それを経営陣全員で精算し解散しました。 それでも、私には感謝の気持ちだけは残っていました。中途半端に過ごしていた私が、寝食を忘れるほどのビジネスと出会え、先輩や仲間とたくさん の喜びを得られたことが、自然と感謝の気持ちを残していたのだと思います。 そしてそれは、全員が同じ気持ちであったとはっきりと言えます。 今思うと、このときが始まりのようにも思えます。

歩み

卒業から5年後の27歳で再度独立することを目標に、まずはIT企業へプログラマーとして就業しました。 プログラマーとしての就業中も、財務など必要となる知識を得るために、予備校で勉強の日々を重ね、 その2年後には、外食企業向けのコンサル会社へ就業しました。その際には、月間400時間の就業時間をノルマとして働きました。 そして、目標の27歳で「株式会社ROI」を創業するに至りました。

創業からの4年間を振り返ると、上手くいかないことばかりでした。資金も常に底をついた状態で、余裕など全くなく、その上、何処へ行っても全くビジネスの相手にされず、涙を流しながら次のアポイント先まで歩いたこともありました。 ただ、そんな中でも不思議と辞めたいと感じたことはありませんでした。新しいことへのチャレンジは、本当に心を躍らせるものでした。

意志と価値と思い

この時期の自分に言い聞かせていたことが3つあります。 1:後悔しない意思決定 2:自分の価値観を知る 3:好きな仲間としか手を組まない 常に果敢にチャレンジしてきたのは、創業前に聞いたエピソードに大きな影響を受けています。 〈人生を振り返ったときに、こうすればよかったと感じることはなんですか?〉 90歳以上の人1,000人に対して、アメリカで行われたアンケートの一部です。その結果1位の回答は『もっとチャレンジすればよかった』という答えでした。 『やりたいことを成し遂げられなかった』ではなく、『チャレンジすればよかった』というこの答えは、「迷いが出たらワクワクする方を選ぶ」という意思決定のルールにつながっています。 このような、チャレンジングな方向を常に選んだのは、「会社の意思決定と自分の人生の意思決定が一致している。後悔のない人生を創造したい」と決めていたからだと思います。

「楽しい仕事でなければ、自分の人生を楽しく出来ない」 就業期間の5年間、自分の仕事を通じて、自分の価値観を知ることができました。“誰かに喜んでもらえること”“存在を感謝されること”が自分の価値観であるということです。 誰しも人生の大半を仕事に費やすのであれば、自分の価値観にあった仕事に没頭することが、良い人生だったと言えることにつながると思います。 苦しい状況でも、自分の価値観を知っていたことで、その苦労を厭わずに、真正面から厳しい環境を受けいるれることができていたのだと思います。

当初から好きな仲間、価値観を共有できる仲間以外とは仕事をしないと決めていました。 ベンチャー企業の創業は失敗がつきものだと聞いていました。そこで、失敗することを前提として仲間を決めました。 失敗した時に“こんな人とは組むのではなかった”ではなく、“あなたとのビジネスは楽しかった、お互いが全力で取り組んだ”そんな思いで終えられる仲間とだけ仕事をしようと思ったからです。 その結果、良い仲間との仕事は、失敗しても諦めることなく続けられ、最終的には成功を得ることが出来、何にも代え難い経験となり、良い財産となっています。

存在意義

順調な成長と、変わらないチャレンジの中、3.11東日本大震災を経験しました。 4ヶ月ほど続く赤字と、目減りしていく現金。積み上げたものが脆くも無くなっていく瞬間を目の当たりにしました。 それでも意外と怖くはありませんでした。それよりも痛烈に悲しかったことは、朝礼で自分が口にした自社の力の弱さでした。 「今すぐにでも寄付をして、本業よりもボランティアにいきたいという気持ちはすごく強い。自社のサービスを使って、被災地に貢献できることを話し合いたい。しかし、今しなくてはならないことは、目の前にある自分たちの仕事を全うすること。そのことだけに集中しよう。結果そのことが被災地の方への貢献となるから」 私はそう話をしました。

数名の小会社であれば、正論のスピーチだと思えますが、世の中を変えることを使命とするベンチャー企業にはもっとふさわしいスピーチがあっただろうと、素直に力の弱さを受け入れ、本当に言葉では言い表せない悲しい気持ちになりました。 それと同時に「もっと影響力のある会社になりたい」と切に願いました。思い出した言葉は先輩からの言葉でした。 “正義無き力は無益、力無き正義は無力” 成長した(株)ROIの社会への貢献責任を考えると、より力を持たなくてはならないと真剣に考える日々が続きました。

共に思い描くこれから

創業当時を振り返り「想いが未来を創る」ということを、経験を通じて知りました。 (株)ROIの未来を創るのは、現在の私と一緒に仕事をしている仲間が、どれだけの熱意で将来のイメージを描いているかによると思います。

〈これだけ多くの企業が存在しながら、業績・規模・成長曲線が異なるのは何故か?〉 私の自論ですが、ビジネスモデルやそこで働く人たちの知識・知恵にはそれほど大差はないと思っています。 差となるのは、そこで働くメンバーの統一された価値観と、その価値観を源泉とした仕事への熱意だと思っています。

これからグローバルな環境での経営を行うにあたって、念頭に置いていることは、どのドメインで、何の強みをもって、どのように経営していくのかではなく、誰と一緒にビジネスをしていくのかです。 今現在(株)ROIで働くメンバーと、これから出会う(株)ROIメンバーと、一緒に成長していくことを誰よりも楽しんでいきたいと思っております。 代表取締役 恵島良太郎